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転機 [子供]

 

娘が高校生になって5ヶ月目に入った

新生活にうまく馴染めるかどうか心配をしたが、

元気に通っている姿を見て胸をなで下ろしている。

3月は卒業の季節である。 保育園から一緒だった同級生との別れ。

そして、新たな旅立ちの時。 「おめでとう」 「来たる高校生活に幸あれ」

そんな風潮が漂う中、巷には「卒業ソング」が溢れ、

楽しい思い出を抱いた若者の門出を祝う・・・

中学から高校になるこの時は、人生最初の転機であろう。

しかし娘は、他の同級生とは違った「卒業」を迎える事となったのである。

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実は、中1の夏休み明けから「学校に行きたくない病」にかかりまして。^^;

「いじめ」では無かったが、「精神的に振り回されてしまった」ようである。

泣きながらかみさんに打ち明けてくれまして、1週間ほど休んだのが最初でした。

その時、私達は「復帰するのは早い」と楽観視していた。

当初は1日おきに登校していたからね。

学校に迎えに行くと「笑顔」で帰って来るので、

「やっぱり行けば楽しいのだ」と思っていた。

だが、ほどなく全く学校に行けなくなった時、

          私達は勘違いをしていた事に気づくのです。

あの「笑顔」は、学校が楽しかったのでは無く、

辛く苦しい場所から解放されて「やっと家に帰れる」という笑顔だった。

それからは、朝起こしても布団の中で動かない。

学校まで行っても車から降りられない、こんな毎日の繰り返し。

行けたとしても長くて半日、時には1時間で帰って来る事も。

ようやく私達は、事の重大さを理解したのです。 

まさか自分の子が・・・ 本当にそう思うんですよ、親って。 

で、それを受け入れるまでに時間がかかるのです。

「不登校」について色々調べてみました。 結論は出ませんでしたが、

この状況を本人が乗り越えないと意味がないのだと感じました。

心の中で必死で戦っている娘に、「頑張れ」という言葉は暴力でしかない。

だから、

自分で乗り越えられる日まで、

     慌てずに長い目で見守っていこう

                                    と覚悟を決めたのです。

幸いな事に、娘は自分の部屋に閉じこもる事は無かった。

家の中では元気でよく笑ったし、外出も旅行にも楽しそうに行ってくれた。

息子も特別扱いせずに、普通に接してくれた。

私にとって良かったのは、かみさんがドンと構えていてくれた事。

腕に「赤い線」が増えていき、最終的には隙間が無いくらいまでいった。

それを見る度に、私は何とも言えない気持ちになるのだが、

かみさんは

「止めたって、やるんだからしょうがない。 

       それで憂さ晴らししてるんだから。」

                                  と言って、好きにさせていた。 

そんな感じで、一進一退の日々が続いたのです。

3年になり、進路を決めなければならなくなった時、

プレッシャーを感じて重症化しましてね。

一時は「高校に行けないかもな」と思いました。

そんな娘が選んだのは、定時制高校だった。

朝起きられない・・・というのも考慮したのかもしれない。

学校にはまともに行ってなかったけど、なぜか息子より成績が良かった娘。

先生方は「全日制」でも合格できるよと言ってくれたが、

娘の気持ちは変わらなかった。 ・・・で、入学。

今、娘は楽しそうだ。 入学早々、友達もできた。

GWにはクラスメートとカラオケに行った。 一人カラオケにも行った。

音楽部に入って、ギターを特訓中だ。 お陰で迎えに行くのは夜10時・・・

「熱があっても行く!」と豪語している。^^;

今まで出来なかった事を、思いっきり満喫しているようだ。

中学を卒業した事で、気持ちが吹っ切れたのだろう。

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学校に行けない子供達は、全国で11万人いるそうだ。

とりあえず、娘はたった2年半で抜け出せたようだ。

今思えば、あの時打ち明けてくれた事に感謝している。

もし、娘がもっと我慢強くて、内に秘めて頑張ってしまったら、

こんなもんじゃ済まなかっただろうから。

そして、「道は一つではない」という事が分かった。

学校に馴染めなかったから、その後の人生は・・・なんてことはない。

人の顔や生き方にも色々あるように、勉強の仕方だって多種多様。

時間がかかろうが、回り道しようが、

最終的に自分の足で歩けるようになればいいのです。

コケたら、自分で起き上がれるようになってないと困るからね。

中学時代の「この経験」は、これからの娘の人生の役に立つだろう。

そして私達も、「親」としての成長ができたのだと思う。

これからの4年間、娘にとって良い時間が流れてくれれば幸いだ。

なんら恥じることはない。 胸を張って、世の中を歩いて欲しいと思うのだ。


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コメント 38

an-kazu

未だに角まで見送らないと
一人で小学校に行けない我がムスメ・・・
じっくり見守り続けるしかないようですね(´ε`;)ウーン…
by an-kazu (2014-09-21 08:18) 

okko

画伯に何があったのでしょうね。問い詰めないご両親もよく、辛抱なさいました。感服です。  実りある高校生活を送られますように、これからも暖かい目で見守って上げてください。
by okko (2014-09-21 14:05) 

わーこ

親に話せたというのは 
子供さんにとって 救いだったのでしょうね
どーんと構えてられた奥様にも
葛藤はあったでしょう
でも そうやって 子供と向き合えたからこそ
今があるのでしょう 
卒業おめでとう 
by わーこ (2014-09-21 14:25) 

koto

わ〜、すっかり乙女になってる!
これからいっぱい楽しい事が待ってるよ。
選択は決してまちがってはいなかったよ。



by koto (2014-09-21 16:12) 

いいだや

良い結果になって良かったですね。
読んでいて涙が出ちゃいました。
by いいだや (2014-09-21 17:08) 

Buji

お久しぶりです。
素晴らしいご家族だな~と思いました。
今の娘さんにnice!

by Buji (2014-09-21 17:47) 

DEBDYLAN

僕は、これからです。
どっしり構える父親には・・・ なれそうもないな^^;

by DEBDYLAN (2014-09-21 22:50) 

iruka

冷静に対応したと 思います。
待つしかない時ってあります。^^
by iruka (2014-09-21 23:16) 

そらへい

子供が自ら生きる力を信じようと思いながら
なかなかできないものですね。
子供のこと、知っているようで知らないのも親です。
親の子育ての失敗を
子供がカバーしてくれたと思うことしばしばです。
by そらへい (2014-09-21 23:33) 

きまじめさん

画伯、自分の力で困難を克服できてよかったですね。
やはりご両親、特に奥様のドンと構えた態度は、
どれほど画伯にとってありがたかったことか。
先日の朝ドラの中で
「人生にとって無駄なことは何もない」という様なセリフがありましたが
まさにその通り、きっとその2年半は画伯のこれから先の人生の、
きっと素晴らしい栄養となっていくと思います。
by きまじめさん (2014-09-22 00:26) 

Baldhead1010

人生には親が知らない、自分だって知らなかった選択肢がたくさんありますね(もちろん悪い道への選択肢も含めて)。
最後に選ぶのは自分で、親も含め他の人は助言者に過ぎないかもしれません。
お嬢さんに悔いのない人生を送ることを切望します。
by Baldhead1010 (2014-09-22 04:21) 

OJJ

♪♬人生~いろいろ~ 
価値観が多様化している現在です。(食っていける:生きていける心配がないと)その次の段階を考えますね~
朝ドラ花子の家族のみならず戦前では嫌も応もなく生きる手立てを考えるのに一杯一杯・・僻むことは有っても悩む余裕は無かった~
by OJJ (2014-09-22 11:55) 

yas

そう言えば私、小学5年に引っ越しをしたのですが、
当時新しい学校に馴染めず、苦しんでいたようなことがありました。
大人しめの小学校から、ちょっとやんちゃな小学校でしたから、尚更だったのかも。
ただ、両親とも共働きで家にいず、帰っても家には入れず。
逃げ場のない状況もあってか頑張って、しばらくして、ようやく居場所を見つけたような・・・
でも、泣いてでも、いろいろ事情がわかったよかったですね。
娘さんも、頑張りました!本当に良いご家庭だと思います(^-^)
by yas (2014-09-22 13:53) 

ゆつき

笑顔になれて本当に良かった。
大変な事があっても結果良ければ全てよし。
人生に無駄な事なんてひとつも無いと思います(*´ω`*)
by ゆつき (2014-09-22 15:09) 

たいへー

an-kazuさんへ
手を出す事も大事でしょうが、
あえて手を出さずも大事ですからねぇ。 判断は難しいです。

okkoさんへ
今はただただ、楽しい高校生活になればと思っています。

わーこさんへ
もちろん、苦しかったと思います。
一番近くで見ていた訳ですからね。 
だから今はとても喜んでますよ。

kotoさんへ
また落ち込む事もあるでしょうが、
1回這い上がったので立ち直り方を覚えたはずです。 

いいだやさんへ
心の問題は、なかなか難しい。
手ほどきができないですから、葛藤しますね。

Bujiさんへ
自分をうまくコントロールできるようになって欲しいですね。
これからも、辛い事は沢山出てきますのでね。

DEBDYLANさんへ
「親」は子供に育てられるのかもしれません。
いい勉強をさせてもらえたのだと思います。
by たいへー (2014-09-23 09:51) 

たいへー

irukaさんへ
待つのは辛いですね。
でも、焦らせてもなにも進まないですからね。

そらへいさんへ
手をさせ述べるのは簡単ですが、
自分で解決できるようにならないといけませんしね。
予定では、親が先に逝くはずですから。^^;

きまじめさんへ
きっと、役立ててくれると思います。
人生に無駄はない・・・私もそう確信しています。

Baldherd1010さんへ
自分の人生、自分で判断し決断できる子になって欲しいです。
親の脛は、か細いのでね。^^;

OJJさんへ
心の問題は広過ぎて掴みどころがありません。
本人が話してくれない限り、難しいですね。

yasさんへ
居場所さえ見つけられれば、心も安定しますしね。
娘を見ていると、そう痛感します。

ゆつきさんへ
今でも憤る事はありますが、対処法を見つけたみたいですね。
うまくやり過ごしているようですよ。

by たいへー (2014-09-23 10:39) 

旅爺さん

明るそうなお嬢さんなので荒波でも乗り切って上手くやってい行きますよ。そっと見守ってあげましょう。

by 旅爺さん (2014-09-23 12:01) 

kei

ご心配でしたね。でも、結果良ければすべて良しです。おっしゃるとおり道は一つじゃありません。子供の人生にあれやこれや親は口だししないことに私はしています。ヘルプの叫びがあった場合のみ動くことにしています。
by kei (2014-09-23 13:11) 

たいへー

旅爺さんへ
私にも悶々とした時代がありましたからね。
必ず抜け出せるものだと思っています。

keiさんへ
助けてと言った時に、全力で向き合うのが大事なんでしょうね。
結論は本人が出すものですから。
by たいへー (2014-09-23 14:09) 

せつこ

読んで感じたことは、
「たいへーさんは立派な人だ、こんな素晴らしい親をもったお嬢さんは幸せ」
と思いました。
両親の愛情で育ったお嬢さんは乗り越えるでしょう。
by せつこ (2014-09-24 09:57) 

たいへー

せつこさんへ
私は立派でもなんでもありません。
子供の事をしっかり見ていなかったと反省しておる次第です。
by たいへー (2014-09-24 11:20) 

はっちん

ご家庭はもちろん、今の学校に居心地の良い場所を見つけられたのですね。とてもすてきなご家族だと思います。
by はっちん (2014-09-24 16:14) 

テリー

娘さんに、そんなことがあったのですか。
一番つらいのは、親かも知れませんが、たいへーさん夫婦は、しっかりしていますね。

by テリー (2014-09-24 16:44) 

yanasan

私の姪も全日制の高校を1ヶ月余りで退学してしまい、翌年の春から定時制へ通い無事に卒業しました、社会人になってからは毎日会社へ行っております。心配しなくてもなんとかなりますよ。
by yanasan (2014-09-24 20:56) 

旅爺さん

人生もお天気も晴れたり曇ったりですね。
今は晴れやかに過ごされてる様なので嬉しいですね。
by 旅爺さん (2014-09-25 08:23) 

たいへー

はっちんさんへ
良くも悪くも自分で決めるのが重要だと思っています。
娘にもそうあって欲しいです。

テリーさんへ
かみさんが辛かったと思いますよ。
気持ちが分かる分、余計にね。

yanasanさんへ
今の同級生は、何かしら事情がある連中ばかりですから。
暗黙に分かりあっているみたいですよ。

旅爺さんへ
辛い時に、自分で乗り越えられるようになって欲しいですね。
相談にはいつでも乗る覚悟です。^^
by たいへー (2014-09-25 10:02) 

ちゃーちゃん

こんにちは‼
たいへーさんの記事を読んでいて、ホントに自分を思い出して
涙がこぼれました。私も娘の高校生の頃、似た様な体験をしているので
たいへーさんご夫婦の気持ちがちょっとですが、分かります・・・
どんな事が有っても、子供は自分で立ち直る力を持っていると思います。
お嬢さんが楽しく学校に行ける様になって嬉しいです。 娘の子供(孫)が
今、反抗期ですが見守ると言う我慢が必要だと娘にも話しています。
子供自身が自分で決めれる迄、子供を信じてやりたいですネ。
by ちゃーちゃん (2014-09-25 13:21) 

たいへー

ちゃーちゃんさんへ
ほんのちょっとした事なんですってね。
その加減が難しい・・・と、かみさんは言っておりました。
思春期の不安定な心には、大きき感じるのでしょう。
by たいへー (2014-09-26 06:57) 

みーはー熊

娘ちゃん、よく乗り越えましたね。
お父さんもお母さんも そしてお兄ちゃんも み~んなに花マルです!

ウチは長女が高1の3学期に摂食障害になりました。
病院で検査受けさせるまでも大変で、ようやく摂食障害と分かった時 週末だったんですけど…今日入院しなかったら週末突然死起こしても不思議ではないと言われました。
本を読むと、特に母親との問題が多い…とか書いてあるし、辛かったですね。父を亡くして間もありませんでしたし。
でも主人の支え、友人の叱咤で もう一度娘を抱きしめて 子育てし直しました。
おかげで3ヶ月と言われた入院も2ヶ月かからず退院し、無事2年生に進級して 自分の居場所を見つけることが出来ました。
大学に進学し、一人暮らしもしましたし、来年は結婚します。
人生は いろんな道があります。
他人と違う道でも その子自身の居場所が見つかるなら、悪戦苦闘の日々も決して無駄ではありません。
娘ちゃんに本当の笑顔が戻ってきて何よりです♪
by みーはー熊 (2014-09-26 15:02) 

ずくなし たぬき

いつも楽しそうな画伯の絵からは想像もつかない事があったのですね。これからの人生の方が長いわけですから、楽しい事をたくさん見つけられるといいですね。
by ずくなし たぬき (2014-09-28 12:10) 

東雲

たいへーさんと奥様の心情、お察しします。
我が家の長女も、小学校5年~6年にかけて登校拒否だった時期があります。
とってもしんどくて、きつくて、そんな毎日だったように記憶しています。
今では遠い昔の思い出として、心に刻まれています。
きっとたいへーさんや奥様、そしてお嬢さんにも、
そういう日が訪れると思いますよ。
人生いろいろ、人それぞれに色んな生き方があって良いのです!
by 東雲 (2014-09-30 16:50) 

たいへー

みーはー熊さんへ
辛い状況にならないようにではなく、
辛い状態から這い上がる術を身につけるという事なのでしょう。
人生にはいくつもの落とし穴があるといいますからね。
本人も親も、乗り越えていけるようになる試練なのかも。

ずくなし たぬきさんへ
最近は、あまり描かなくなりました。
ある意味、気分転換だ他のでしょうね。

東雲さんへ
辛い時期も、やっぱり無駄ではないと感じます。
それで分かることだってありますからね。
これからもいろいろあるでしょうが、
慌てずに進んでいきたいです。
by たいへー (2014-10-01 07:36) 

U3

大変だったのですね。
動じない奥様を持たれてご家族はお幸せですね。
by U3 (2014-10-02 12:42) 

たいへー

U3さんへ
もちろん苦しんでいたはずですが、
かみさんも同じような経験があったので、
娘の気持ちを理解出来たようですね。
by たいへー (2014-10-03 07:05) 

MONSTER ZERO

読んでいて涙が出ました。。。。
by MONSTER ZERO (2014-10-03 08:50) 

たいへー

MONATER ZEROさんへ
ありがとうございます。
by たいへー (2014-10-04 11:12) 

ゆゆ

我が家と同じ状況。
それでも奥様がしっかりしていらしたから乗り越えられたのかもしれませんね。
でもその奥様を支えたのはたいへーさんですよ?
ご夫婦の連携プレーもあっての結果だと思います。
正直心底うらやましいです。

娘さんよかったですね^^


我が家はまだまだ不登校とは縁が切れないようです。
(あ、長女は無事合格しました♪)
by ゆゆ (2014-10-16 21:48) 

たいへー

ゆゆさんへ
個人差はあると思います。
だから焦らないでくださいね、きっと抜けますから。

おめでとうございます。 良かったですね。^^v
by たいへー (2014-10-19 11:18) 

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