提灯屋奮闘記 ⑩ [提灯]
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それなりに、作業小屋っぽくなって参りましたね。(笑
4月に入り、徐々に提灯シーズンに備えての下ごしらえ作業が増えて参りました。
盆提灯以外にも祭り提灯の注文も頂き、師匠から教えて頂くことも増え、
なんともやるせない日々を過ごしておりますが、まあ今のところ元気です。
自分で糊を煮て、塗りやすい状態に仕上げる・・・こんな単純な作業も、
毎回同じに出来ないものです。 微妙に違うんですなぁ、これが。
まあ、何とか和紙が貼れるようにはなりましたが。
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白張りの状態です。
やっと、ここまでは
一人で出来るようになったわ・・・^^;
この後の字やら家紋やらは、私もやりますが、
どちらかというとかみさん主導かな?
得意分野は二人で分けないとね。 不公平になるからね。(笑
早くて、5月半ばには注文が入るでしょう。 それまでに下ごしらえを急がねば!!
提灯屋奮闘記 ⑨ [提灯]
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なかなか提灯の修行が進みません。
まあ、師匠の思うようには・・・という意味ではありますが。^^;
ええ、不器用なものですから。
そんな私も、ようやく筆で文字を書かせて頂きました。
もちろん、練習ではありますが・・・

師匠直々のアドバイスの元、なんとかやってみました。
下書きの線をガイドに、まずは輪郭を型取り、その後で塗り潰していきます。
しかし、見ての通り、デコボコの球体 でありますので、
平らな紙に書くようには参りません。

輪郭が微妙に揺らぎ、文字が綺麗に見えないし・・・
墨が均等に塗れないので、ムラになるし・・・
まあ、それが分かればいいのです。 直していけばいいのですから。
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春夏秋冬・・・ 我が田舎町は年がら年中祭りがあるところです。
その為、様々なタイプの提灯を覚えないといけません。
大きさや形、文字紋様の種類や配置など・・・今は画像や動画で保存できますが、
それが無い頃は、覚えるのも大変だったんだろうな。

さて、まずは和紙を貼る作業を完璧に覚えないといけません。
この繋ぎ目を合わせるのが、なかなか難しい・・・
それさえ覚えてしまえば、自分で作れるようになります。
字の方は、かみさんの方が一日の長でありますからな。^^;
提灯屋奮闘記 ⑧ [提灯]
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提灯も、オフ シーズンでございます。
かといって、仕事がないわけではありません。
私は修行中の身でありますから、
来年はさらに出来るように技術鍛錬しないといけません。
それに、足りなくなったパーツの製作もありますしね。
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軽~い板金作業も、仕事の内でございます。
「作れるものは自分で作ろう」
というのが、うちの師匠のモットーみたいでしてね。^^;
細断してもらった鉄板を、カットしていきます。
当然ハサミでは切れないので、
かなり使い込んだ「切断機」が大いに活躍してくれます。
でも、気を付けないと指まで切り落としそうである。

余談ですが、髪の毛って銅線と同じ硬さがあるって知ってました?
同じ長さに切り揃えていきますが、単純な作業なのですぐ飽きます。(笑
とはいえ、途中で投げ出すわけにもいきませんわな~。
細かい工程がいっぱいあって、覚えるだけでも大変だこりゃ。。。(汗
このように画像で保存しておけば、物覚えが悪い私にも分かりやすい。
その為にブログで公開しているようなもんですからね。
どうせ覚えるなら、楽しまなきゃ!(ヤケクソ
・・・とはいえ、地味~な作業が続くと腰が痛くてねー。
椅子とか工夫した方が良さそうだな。
師匠とは体格が違いますので、
私のやり易い位置や姿勢を探しながらの作業です。
慣れないと疲れも半端ではない。(汗
まあ、こんなことを、
長年一人で試行錯誤してやっていたのかと思うと、頭が下がります。
さすが昭和一桁生まれ、
粘り強いですなぁ・・・^^;

こういうのは、自分でやってみて自分の体で覚えていくしかないんです。
感覚さえ分かれば、案外スムーズに作業できるものです。
それが一番の近道でもありますね。

ドリルの音って、かなりのうるささです。 耳栓は必需品ですね。
無かったので、ティッシュを突っ込んでおりました。
意外とイケました。(笑
音聴きには、この様な機械音は天敵なんですよ。
いつまでも 「キーーーン」 って耳に残るんでね。
細かい音が聴きにくくなるんですわ。
だからこの作業は注意しないといけないなぁ・・・

グラインダーも使って、細かい角を落としていきます。
うるさくはないが、火の粉が飛ぶんでねー。
指を撒き込まれたら大変。
床屋さんが出来なくなっちゃう・・・なので、軍手は必着ですね。
いったい何を作っているのかというと、

提灯のツルであります。
こうなるまでには、まだまだ工程があります。
覚え切れるんだろうか? 何か不安・・・^^;
提灯屋奮闘記 ⑦ [提灯]
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盆提灯の合間に、祭り提灯も作っております。。。
地元の祭りで使う、子供提灯です。
祭りですから、派手に赤い塗料を塗っていくんですが、
ここに一工程加えます。
この様に、ロウを溶かしまして、赤く塗る部分を囲うように塗ります。
分かりますか?
ロウを塗った内側が赤く塗る部分です。 線からはみ出さないように
仕上げる為の工程です。 私のような素人でも、
ほら、この通り! ^^v
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仕上げに油を塗ったら
しっかり干します。 やはり天日干しに限りますなぁ・・・
この提灯は、子供が持ってお祭りに行くハンディー タイプの為、
光源はロウソクです。 いつ燃えるか分からないので、ビニール使用
にはなりません。(笑
私も、晴れて油をひかせていただきました。
天気次第ですが、晴れが続けば4日くらいで仕上がるようです。
まあ、この直後に「台風6号」の雨が来ましたから、
少し時間はかかりました。
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「出荷前」の盆提灯です。
「破れ」や墨の「はみ出し」がないかチェックして、あれば「修理」します。
私、容赦なく「ダメ出し」するので、
「師匠」に嫌がられている
かもしれません。(冷汗
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@ 今日は7月31日。 お陰様で提灯が一段落いたしました。
長かったなぁ・・・(大汗
提灯屋奮闘記 ⑥ [提灯]
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毎年の事なんですが、この時期は疲れが溜まっております。
だからと言って、文句を言うつもりもありません。
ええ、自分で選んだ道だもの。
でも、カレンダー見てたらお盆まで「休み」が無い事に気が付きました。
けっこう憂鬱です。(- -;)
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今年は、提灯も革命的な出来事がありましてね。
普通は、最後の仕上げに紙に油をひいて防水加工するんですが、
油をひくと、時間と共に酸化して提灯が黒ずんで来るんです。
これが、特に若い世帯には不評なんだそうな。 そこで、
油代わりにビニール袋を被せる「ニュータイプ」が登場しました。
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* 試作品だから出来が甘いですが・・・
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4月に業者さんから話を頂きましてね、
え~~~~~~!!って感じですよ。
殿岡屋提灯店始まって以来の大騒ぎでありました。
結局、私が担当する事になりまして、悩みに悩んでスッタモンダの末に
なんとか完成にこぎつけたという訳です。
脳みそが膿むかと
思いましたよ・・・(大汗
で、最近はこの袋製作と装着に追われる日々を送っております。
伝統工芸とはいえ、時代の波に沿わなけれ生き残っていけないのです。
もっとも、時代時代に合わせて「改良」してきたからこそ、
「伝統」と言えるのかもしれませんね。
このビニール袋から加工していきます。 けっこう根気のいる作業です。
簡単に作れる方法ないかしら・・・(^^;
提灯屋奮闘記 ⑤ [提灯]
初めて、筆と墨で字を書いてみました・・・

商品にならなくなった提灯で練習してみました。
左が私で右がかみさんです。 なぜか「代田」ではなく「代日」に
なってるのは、ご愛敬。^^;

こちらは父親の書いた字。 やっぱり、字の厚みと形が違うなぁ。
キャリアの差は、一目瞭然。 (--;)
ちなみに黒い線は、私が筆になれる為の練習の痕です。

右の長い提灯の字を墨で模ってみました。
型紙からエンピツで写した字の線を、墨でなぞっていくのです。
中は後で塗り潰します。 「南無阿弥陀佛」。。。
仏教を信仰する仏式の家の祭壇に、対で飾られます。
長くて字が多いので、結構大変。 提灯の大きさにも慣れないとね。

こちらは神様を信仰する神式の家の祭壇に飾る提灯です。
こんな字が書けるようになるのは、いつの日か・・・(トオイメ
「南無釈迦牟尼佛」。。。 まっ、慌てず頑張ります!!
家紋は、濃い墨と薄墨とに塗り分けます。 濃い方が正面になります。
右上から、「丸に左三つ巴」(みつどもえ)
その下に「丸無しの九曜」(くよう)
左隣り上から「丸に三つ鱗」(みつうろこ)
「丸に剣片喰」(けんかたばみ) 「丸に木瓜」(もっこう)
更に左隣り上から「丸に剣片喰」 「丸に左違い鷹羽」(たかは)。
こうやってブログに書いて、
私も覚えている最中です・・・^^;
提灯屋奮闘記 ④ [提灯]
長野県下伊那地方では、御不幸があった「新盆」の家に、8月14日、
縁あった人が行って仏壇に線香をあげて拝むのであります。
そして、故人がちゃんと家に帰ってこれるように、
または他人が一目見て、「この家は新盆なんだな」と分かるように
玄関先に提灯を飾る風習がございます。
只今、盆提灯の製作中であります。。。
これは、「家紋」の型紙です。 「丸無しの蔦」ですね。
下伊那地域は、家の「屋号」と共に「家紋」を持っている家が
まだまだ沢山あります。 詳しい人だと、屋号と家紋だけで、この家は
どこそこと親戚でどの位の付き合いである・・・なんて分かるんだそうな。
白張りした提灯に、このように家紋を写していくのでありますが、
では、どうやっているかといいますと・・・
型紙を提灯の裏側に貼り付ける・・・ これは「丸に五三の桐」ですね。
それを下から光を当てて、線が見えやすいようにする。
あとは鉛筆でなぞるだけ~・・・^^;
そうして写した線を下書きに、筆に墨で家紋を描いていくのであります。
家紋が裏表2ヶ所、サイドの片面に「屋号」もしくは「〇〇家」が入ります。
これね~、かなり目が疲れます。
朝起きると、目玉がパサパサ・・・完全にドライ アイですから。(笑
まあ、これもこの家に生まれた宿命。 受け入れるしかありません。
7月いっぱいまでに、受注品は全て業者に納入しなければなりません。
ああ、早く来ないかな~、8月。 ^^;
提灯屋奮闘記 ③ [提灯]
時には、こんな提灯も作ります。
祭り提灯ですね。 種類によって、少しずつ行程が違うので、
覚えるのに大変です。 親父さん、どうやらこれ1つを私の作らせたい
らしいです。 「小さいのより簡単だ」と言ってますが、そりゃアンタは
慣れてるからね。
などと弱気なことは言ってはおれません。
とにかく、見て、経験していくしかありません。 これに字やら模様やら
描込まねばならないと思うと気が遠くなるが、頑張らないとね!!
それはそうと、もうすぐ6月。
盆提灯の季節が迫ってきております!
今年はうまく乗り切れるんだろうか? 今から結構不安なんだよねー。
なんせ、提灯に本格的に参戦するの、初めてですから。
体持つかなぁ・・・毎年痩せるんだよなー、この時期・・・^^;
提灯屋奮闘記 ② [提灯]
とりあえず、巻いております・・・^^;
ヒゴはゆる過ぎてもキツ過ぎても駄目みたい。
適度な弾力を持たせないといけないんだとか。
それにしても、ろくにヒゴも巻けないのに、
もう糸掛けやれだなって・・・ご無体ですぞ、親父殿!!
さて、型に巻きつけたヒゴがほどけない様に、
輪っかとヒゴを糸で結んでいきます。
「職人さん」は イトも簡単に やっていきますが、
これがなかなか・・・^^;
普段使わない筋肉を使うので、手が動かないったら。
この輪っかがしっかりと固定されてないといけません。
糸の縛り方も2種類です。 脳味噌が煮えてしまいそうデス。
これで紙が貼れる状態になりました。
しかし、かなりの練習がいるなー、この工程。。。
皆さんに提灯の工程を紹介しているこの「カテゴリー」ですが、
半分以上は、私が忘れないように
画像を残しておくのが目的です!
分からなくなったら、
密かにブログチェックしようと思いまして・・・^^;
提灯屋奮闘記 ① [提灯]
五十前
ついに始めた副業よ
後は野となれ山となれなれ
などと開き直りで書いた川柳空しく、風邪でダウンしていたので
いっこうに捗っておりません。m(_ _)m
まあ、理由はともかく 「やる!」 と言った以上は、
人様の前に出しても恥ずかしくないモノを作りたいですなぁ。
それには「修行」あるのみです。^^

とにかく「提灯本体」を作れるようにならないといけません。
とはいっても、型の組み立てもスムーズには行かないのよ。(涙
一つ一つの行程を覚えるのに必死で、
まだ体がいうことを聞かない状態なんだもんねぇ。^^;

まずはヒゴを提灯の型に巻きつける事から始めてます。
これがよく「びよよよ~~~ん」と外れましてねぇ。(汗
まあ、始めたばかりですから、焦らず気長に頑張ります。

最近ではかなりの確率で「びよよよ~~~ん」しなくなってきました。
「殿岡屋提灯店4代目」、
只今 悪戦苦闘㊥ であります!!












